意思に頼らない

意思だけではやめられない

基本スタンス

意志が弱いわけではない

「強い意志があればギャンブルはやめられる」と考える人は多いですが、それは大きな誤解です。ギャンブルがやめられないのは「意思の弱さ」が原因ではなく、ギャンブルに依存することにより実際に脳の機能が変化し行動のコントロールが効かなくなるため、ギャンブルがやめられなくなります。

・脳機能の変化
実際にギャンブル行為によって脳内では大量のドーパミンが分泌されます。ドーパミンは強い快感を感じさせる神経伝達物質であり、この快感体験が「またやりたい」という欲求を強く印象づけ、同じ行動を繰り返す原因となります。
また、ノルアドレナリンも過剰に分泌されることで、行動を促進し続ける効果が働き、ギャンブルを継続する衝動をさらに強めます。一方で、通常は自己制御や冷静な判断を助けるセロトニンの分泌が低下するため、損失やリスクを正しく評価できなくなり、結果として無理なギャンブル行動が抑制されにくくなります。
さらに、ギャンブル中にはエンドルフィンコルチゾールという物質も関与します。エンドルフィンは興奮状態を増幅させ、コルチゾールは興奮を抑える役割を持ちますが、これらが同時に過剰に分泌されることで、脳内はまるで薬物中毒に似た状態となり、快感と興奮のスパイラルが生まれます。

・自分の意志の力を過信しない
ダイエットを例に考えてください。強い意志を持っていたとしても多くの人のダイエットは長続きしません。早い人では二日目には挫折してしまうでしょう。このように意志とは、単なる一時的なモチベーションやエネルギーに過ぎず、持続的な成功を保証するものではありません。どんなに強い意志があっても、日々の誘惑やストレス、疲労により、すぐにその力は消耗してしまいます。結果として、ダイエットやその他の目標達成において、意志力だけに頼るのは限界があり、環境の整備や具体的な仕組み作り、外部のサポートが不可欠となるのです。

ギャンブルをやめるための基本的なスタンス
意志を過信してはいけないとしながらも、まずはギャンブルを辞めるための強い意志を持つことが必要です。しかし、重要なのはその意志力だけに頼るのではなく、ギャンブルができない環境を整えるなど具体的な対策を講じることで、意志の不確実性を補いながらギャンブル依存症からの回復を目指すという点です。

完璧な対策はない

ギャンブル依存を克服するための「完璧な対策」は存在しません。残念ながら、すべての対策には何らかの抜け穴があります。しかし、抜け穴があるからといって、全く効果がないわけではありません。各対策には一定の効果があり、たとえば現金を手元に持たずキャッシュレス決済に切り替えることで、現金を直接扱うことによるギャンブルへの衝動を抑えられます。また、現金を投資信託などに変換しておけば、現金に戻す際に手間と時間がかかるため、衝動的な行動を防ぐことができます。つまり、これらの対策を重ね合わせることで、ギャンブルに手を出すハードルを限りなく高め、依存行動から遠ざけることが可能となるのです。

効果がなかった対策をやり続けない

ギャンブル依存を克服しようと試みる際、『とにかく続ければ効果が出るはず』という思い込みから、実際には効果のない対策を無理に続けてしまうことがあります。しかし、自分に合わない方法を延々と実践しても、依存から抜け出すことはできません。重要なのは、『この方法は自分にとって効果がなかった』と認識し、新たなアプローチに挑戦するか、既存の対策を見直して改善することです。たとえば、ギャンブルをやめた日数をカウントする方法が考えられますが、もし途中で再びスリップしてカウントをゼロに戻すようであれば、その方法が本当に自分に適していたのか、再検討する必要があります。

オンラインカジノはそもそも犯罪なのでしない

1. そもそもオンラインカジノは犯罪
日本の刑法では賭博(ギャンブル)が原則として禁止されており、違反すれば罰則が科せられます。オンラインカジノも賭博行為に該当するため、プレイするだけで違法となります。

刑法第185条(単純賭博罪)
「賭博をした者は、50万円以下の罰金または科料に処する。」
  刑法第186条(常習賭博罪・賭博開帳図利罪)
  「常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。」


2. 日本に住んでいる限り、海外のオンラインカジノでも違法
 「海外のサイトだから合法」という考えは大きな誤解です。海外に拠点を置くオンラインカジノであっても、日本国内からアクセスして賭博行為を行えば違法となります。

3.実際にオンラインカジノ関連で摘発されている
 実際にオンラインカジノを利用して摘発されたケースが存在し、2024年には約300名が摘発されています。

4.オンラインカジノが特に危険なところ
4-1. 100%負ける仕組みになっている
オンラインカジノに限らず、ギャンブル全般は「運営が必ず利益を得る仕組み」となっており、長期的にはプレイヤーが負けるよう設計されています。一時的に勝つことがあっても、最終的には資金が尽きるようになっています。

4-2. 不正操作されている可能性がある
オンラインカジノの運営は不透明な部分が多く、運営側が勝敗をコントロールできる仕組みである場合もあります。たとえ「勝てる」と感じたとしても、プログラムによって意図的に負けるよう調整されている可能性があり、その場合は単なるギャンブルではなく、金銭を不正に奪われ続けるリスクがあります。

4-3. 出金できない詐欺カジノが多い
「大金を稼いだ」と感じても、出金時に「本人確認が必要」や「利用規約違反」といった理由で、実際に出金できないケースも報告されています。

4-4. 大金を失いやすい
スマートフォンやパソコンで24時間いつでもプレイ可能なため、賭け金の上限がないケースもあり、短期間で大金を失うリスクが非常に高いです。

ギャンブルをやめることを諦めない

ギャンブル依存から抜け出すのは簡単ではありません。「今度こそやめよう」と決意しても、またやってしまうことがあるかもしれません。しかし、何度失敗しても、絶対に諦めてはいけません。ギャンブルをやめることに限らず何かをなすためには諦めない姿勢が必要です。

1. 何度でもやり直せる
ギャンブル依存症では、スリップはごく自然な現象です。大切なのは、スリップ後に一度心を落ち着け、なぜギャンブルに手を出してしまったのかを振り返り、同じ過ちを繰り返さないための対策を講じることです。たとえば、YouTubeでパチスロ動画を見ないようにしていたにもかかわらず、たまたま好きなアニメとのタイアップで制作されたパチスロ実践動画のサムネイルに惹かれてしまい、結果として動画を見て衝動に駆られスリップしてしまった場合、その動画がトリガーであったと考えられます。このような場合、YouTube自体をブロックするアプリを利用するなど、原因に即した対策を取ることが有効です。

2. 失敗を分析すれば、次はもっと成功しやすくなる
「なぜまたギャンブルをしてしまったのか」を振り返ることで、同じ失敗を繰り返さなくなります。さらに、失敗を通して自分がギャンブル依存症であることへの認識が深まり、これまで試みられなかった対策を講じることができるようになり、結果としてギャンブルから距離を置くことが可能となります。

ギャンブルのトリガーを排除する

YouTubeやXを見ない

ギャンブルをやめようと思っていても、YouTubeやX(旧Twitter)を利用していると、知らず知らずのうちにギャンブル関連の情報が目に入り、再びギャンブルをしたくなることがあります。特に、勝ち報告や攻略法、広告、煽り動画などはギャンブルの衝動を呼び起こしやすいです。そのため、ギャンブル関連の情報を遮断することが、ギャンブルを断つための効果的な対策の一つと言えます。

ギャンブラーからの誘惑を断ち切る

ギャンブルをやめていたとしても、友人や職場の同僚からギャンブルの誘いを受けることがあります。その場合、単にギャンブルを断るだけでなく、誘い自体を断る必要があるため、対処は一層難しくなります。こうした誘惑に対抗するためには、まず誘われない環境を整えることが重要です。たとえば、ギャンブルをやめたことを周囲に宣言することで、自然と誘いが減る環境を作ることができます。

過去の自分の経験を分析して衝動を断ち切る

スリップを繰り返す中で、自分がどのような状況でついギャンブルに走ってしまうのか、そのパターンが明確になってきます。たとえば、休日に自由な時間ができるとパチンコに行ってしまう場合は、事前に予定を入れておく工夫が有効です。また、ストレスがたまるとギャンブルに走りやすいのであれば、日常的にストレス発散の手段を取り入れることが大切です。こうした対策は、過去の経験からスリップの兆候を予測し、事前に対応することで、ギャンブルへの引き金となる状況を排除する効果が期待できます。

ギャンブルできない環境を作る

自己申告プログラムを申請する(パチンコ屋に出禁にしてもらう)

パチンコをやめたいと思っていても、衝動に駆られてしまうことはよくあります。そんなときには、「自己申告・家族申告プログラム」を利用して、パチンコ店への入場制限を設ける方法が効果的です。

1.自己申告・家族申告プログラムとは?
自己申告プログラムとは、多くのパチンコ店がこのプログラムを採用しており、店舗に申請することで特定の店舗への入場を制限してもらえます。つまり、申請すれば実質的に「出禁」となる仕組みです。
→自己申告・家族申告プログラムHPへ

2.自己申告プログラムの申し込み方法
2-1.当該プログラム
当該プログラムを導入している店舗を自己申告・家族申告プログラムHP内で検索する。

2-2.申請書を提出する
HPから申込書をダウンロードして、パチンコ店に提出。

2-3.店側が入場を制限する
申請が受理されると、本人は来店しても入場できなくなり、万が一入店した場合でも店員から声をかけられ、退店を促されます。

競馬場、ウインズへの入場制限をかける

競馬をやめたい、または依存から脱却したいと考える場合、『競馬場・ウインズへの入場制限制度』を活用し、競馬場への入場を制限する方法があります。

競馬場・ウインズへの入場制限について(ご本人による申請)
→競馬場・ウインズへの入場制限について(ご家族による申請)

申請には、本人が行う場合と家族が行う場合があります。本人の場合、特に申請条件は設けられていませんが、家族が申請する際には一部制限が適用されます。詳細は、上記のリンクからご確認ください。

1. 入場制限までの手順(本人申請の場合)
 1-0.事前に準備するものは特にありません。
 1-1.競馬場・ウインズのインフォメーションに行く。
 1-2.書類の作成、写真撮影を行う。
 1-3.入場制限の実施。

2. 入場制限までの手順(家族が申請する場合)
 2-1.家族からインフォメーションデスクへ相談する。
 2-2.入場制限申請書を家族宛に郵送する。
 2-3.郵送された入場制限申請書に必要書類を添付してインフォメーションデスクへ提出する。
 2-4.家族から提出があった申請書を審査。
 2-5.家族と入場制限の対象者に対し、「入場制限開始予定日」を通知。入場制限の対象者より異議申し立てがなければ入場制限を実施。

アプリを削除する

本気でギャンブルを断ち切りたいなら、ウィンチケットなどのギャンブルアプリはためらわず削除するべきです。「しなければいいだけだから大丈夫」「とりあえず残しておこう」という考えは、ギャンブルから完全に手を引く覚悟が足りない証拠です。スマートフォンにアプリが残っている限り、ふとした瞬間にアクセスしてしまい、結果的にギャンブル再開のリスクが高まります。

会員(即PAT等)を削除する

競馬の即PATは、手軽に馬券購入が可能な便利なサービスとして利用されています。しかし、競馬依存に悩んでいる場合、このサービスがさらなる衝動を引き起こす原因になることもあります。もし健全な生活への一歩を踏み出し、依存から脱却したいと考えるなら、即PATの解約は有効な対策と言えるでしょう。

ブロックアプリをいれる

ギャンブルをやめたいと思っても、スマホやパソコンから簡単にアクセスできる環境があると、つい再開してしまうことがあります。そんなときに有効なのが、ブロックアプリ(ギャンブルサイトやアプリへのアクセスを制限するツール)を導入することです。
「意志の力でやめよう」と思っていても、ふとした瞬間にギャンブル関連のサイトを開いてしまうことはよくあります。ブロックアプリを使えば、そもそもアクセスできない状態を作ることができるため、衝動的なギャンブルを防ぐことが可能になります。

おすすめのブロックアプリ AppBlock
→iPhoneの人はこちら
→androidの人はこちら

→AppBlock設定方法

パチンコ屋や競馬場から遠くに引っ越す

パチンコ店や競馬場の近くに住む環境そのものを変えることも非常に効果的です。近くにギャンブル施設があると、つい衝動的に足を運んでしまうリスクが高くなるため、あえて遠くへ引っ越すことは、有効な対策となります。ただし、生活環境の変化は容易ではないため、引っ越しの機会があったときなどは、近隣にパチンコ店や競馬場がなく、通勤ルートにもこれらの施設が含まれない場所を選ぶ基準にすると、自然とギャンブルから距離を置くことができます。

キャッシュカードを持たない

ギャンブルを断つためには、「お金を使えない環境を作る」ことが非常に重要です。その中でも、最もシンプルかつ効果的な対策のひとつは、キャッシュカードを持たないことです。例えば、職場にキャッシュカードを持ち込まない、またはキャッシュカードを家族に預けることで、お金を引き出すことが難しくなり、ギャンブルへのハードルが高まります。
ギャンブル依存の人にとって、キャッシュカードは「いつでもお金を引き出せる手段」であり、そのために衝動的にお金を使ってしまう原因となっています。従って、キャッシュカードを持たなければ、資金の引き出し自体が物理的に制限され、ギャンブルに使うお金を断つことが可能になります。

周りの人間に相談する

ギャンブル依存を克服しようとすると、多くの人が「自分の力だけで何とかしよう」と考えがちですが、それだけでは依存から抜け出すのは困難です。なぜなら、ギャンブル依存は「意志の弱さ」ではなく、脳の仕組みや環境の影響によって強化されるためです。ですから、積極的に周囲に打ち明け、相談し、サポートを得ることが重要です。あなたを心から支え、力になろうとする人々への感謝の気持ちが、ギャンブルへの衝動を抑える大きな力となります。

金銭管理をお願いする

ギャンブル依存を克服するためには、「ギャンブルをやめよう」という意志の力だけに頼るのではなく、お金を管理する環境自体を変えることが重要です。特に効果的なのは、家族や信頼できる人に金銭管理をお願いする方法です。ギャンブル依存の人は、お金が手元にあると「つい使ってしまう」または「少しだけなら」と考えがちであり、自己管理だけではリスクが高くなります。お金の流れをコントロールできない状況を作ることで、ギャンブルへの衝動を物理的に抑制することが可能になります。
また管理が難しい場合は、監視を依頼するという方法も有効です。たとえば、夫婦であれば共有のメールアドレスを作成し、そのアドレスを利用してMoney Forwardなどのサービスで銀行口座を連携させれば、口座残高がオープンに管理され、隠れてギャンブル資金を引き出すことが困難になります。

ネット投票非対応の金融機関に変更する

ギャンブル依存を克服するには、ギャンブル資金を使用できる環境自体を物理的に遮断することが非常に重要です。特に効果的な方法のひとつは、ネット投票に対応した銀行口座を解約し、ギャンブルのオンライン利用ができない銀行口座に切り替えることです。
競馬、競艇、競輪、オートレースなどのネット投票(例:JRA、SPAT4、楽天競馬、即PATなど)は、対応する銀行口座を持っているだけで容易に投票できるため、「今すぐ賭けたい!」という衝動を抑えるのが難しくなります。ネット投票ができない口座に切り替えることで、ギャンブル資金へのアクセスを物理的に断ち、依存のリスクを低減することができます。

専門機関を利用する

病院へ行く

ギャンブル依存を克服するためには、単に意志の力に頼るだけでなく、専門的な治療を受けることが非常に効果的です。ギャンブル依存は単なる悪い習慣ではなく、脳の報酬システムに影響を及ぼす精神的な疾患であるため、自己流の対策だけでは限界があります。依存症専門の病院や精神科に通院することで、科学的なアプローチに基づいた治療を受け、依存から抜け出しやすくなります。

GAにいく

ギャンブル依存を克服する方法はいくつかありますが、効果的な対策のひとつとして「GA(ギャンブラーズ・アノニマス)」への参加が挙げられます。GAは、ギャンブル依存からの回復を目指す人々が集い、経験を共有しながら支え合う自助グループです。なお、ギャンブル依存は単なる習慣ではなく、精神的な病気(行動嗜癖)であるため、意志の力だけで克服するのは困難です。同じ悩みを持つ仲間とともに回復の道を歩むことで、より効果的に依存から抜け出すことができます。

軍資金を減らす

キャッシュレス生活にする

ギャンブル依存を克服するには、資金管理を徹底し、衝動的にお金をギャンブルに使えない環境を作ることが大切です。特に、現金を持たずキャッシュレス生活を実践することは非常に効果的です。ギャンブル依存の人は、手元に現金があると「つい使ってしまう」状況に陥りやすく、現金を持たないことで衝動を抑える最もシンプルかつ効果的な方法となります。

積立NISAやIDECO、仮想通貨などに変換する

ギャンブル依存を克服するためには、「ギャンブルに使えるお金をそもそも持たない」環境を整えることが不可欠です。その中でも特に効果的なのが、お金を「すぐに使えない資産」に変える方法です。たとえば、積立NISAや仮想通貨などの金融資産に切り替えれば、ギャンブルの衝動が起きたときに即座に現金化できず、衝動的な賭けを防ぐ効果が期待できます。

借金できないようにする

ギャンブル依存に陥ると、「もうやめよう」と決意しても、手元にお金がなくなると借金してまでギャンブルを続けてしまうケースが多く見られます。この悪循環を断ち切るためには、まず「借金ができない状態」を作ることが重要です。そのために有効なのが、「借入自粛制度」を活用し、自分自身の意思で金融機関からの借入を制限する方法です。この制度を利用すれば、ギャンブルに必要な軍資金を調達することが困難になり、結果ギャンブルからお金を守ることができます。
→貸付自粛申告

ギャンブルを寄せ付けない身体を作る

神経伝達系物質のバランスを整える

ギャンブル依存は、単なる意志の問題ではなく、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることによって引き起こされる、科学的根拠のある精神的な疾患です。そのため、ギャンブルを断つためには、脳内の報酬システムの働きを正常に戻し、衝動行動を抑制するための神経伝達物質のバランスを整えることが不可欠です。特に、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンの3つの神経伝達物質が大きな影響を受けるため、これらのバランスを整えることで、ギャンブルへの衝動を抑え、正常な判断力と精神的な安定を取り戻すことが期待できます。

生活リズムを整える

ギャンブル依存を克服するには、単に「意志の力」に頼るだけでは不十分です。不規則な生活が続くと脳の働きが乱れ、ギャンブルへの衝動が強まる可能性があります。したがって、ギャンブルをやめるためには「生活リズムを整えること」が非常に有効です。規則正しい生活を実践することで、脳内の神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン)のバランスが整い、衝動を抑えやすくなるだけでなく、心身の安定やストレスの軽減にもつながります。

セロトニンを増やす

ギャンブル依存を克服するためには、単に「意思の力」に頼るだけではなく、脳内の神経伝達物質のバランスを整えることが重要です。特に、セロトニンを増やすことは、衝動を抑制し精神的な安定をもたらすために非常に効果的です。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、心を落ち着かせるとともに、衝動的な行動をコントロールする役割を果たします。ギャンブル依存の人々はセロトニンが不足している場合が多く、その結果、「ストレスを感じるとギャンブルで発散してしまう」または「一度賭け始めると止められなくなる」といった行動に陥りやすくなります。

ドーパミンのバランスを整える

ギャンブル依存を克服するためには、単なる「意志の力」に頼るだけではなく、脳内のドーパミンバランスを正常な状態に戻すことが重要です。ドーパミンは「快楽ホルモン」や「報酬系ホルモン」とも呼ばれ、何かを成し遂げたときに「嬉しい」「もっとやりたい」と感じさせる神経伝達物質です。しかし、ギャンブル依存に陥ると、ドーパミンの分泌が乱れ、正常な判断が困難になります。したがって、ギャンブルを断つためには、ドーパミンのバランスを整え、脳の報酬システムをリセットすることが不可欠です。

ストレスを減らす

ギャンブル依存を克服するためには、単に「意志の力」に頼るだけでなく、ストレスを軽減することが重要です。多くの人は、ストレス解消や気分転換を目的にギャンブルに手を出し、その結果、依存に陥ってしまいます。ストレスが蓄積すると、脳は一時的な快感(ドーパミン分泌)を求め、衝動的にギャンブルをしてしまう傾向があります。したがって、ストレスを効果的にコントロールすることが、ギャンブルを断ち切るための大きな助けとなります。

ギャンブルする時間を減らす

体を鍛える

ギャンブルをやめたいと思っても、なかなかやめられないのは、脳の報酬系のバランスが崩れているためです。特に、ドーパミン(快楽ホルモン)、セロトニン(精神安定ホルモン)、ノルアドレナリン(ストレス反応ホルモン)のバランスが乱れると、衝動的にギャンブルをしたくなり、依存しやすくなります。運動を習慣化し、体を鍛えることで、これらの神経伝達物質のバランスを正常に戻し、ギャンブルへの衝動を抑える効果が期待できます。
また、ギャンブル依存の人はストレス発散としてギャンブルを利用することが多いですが、運動には運動後に爽快感が得られ、ストレスが軽減される効果があります。そのため、ギャンブル以外のストレス発散手段として運動を取り入れることで、依存から抜け出すためのサポートが得られます。

趣味の時間をつくる

ギャンブルをやめたいと思っても、「ギャンブル以外にすることがない」「暇な時間があるとついギャンブルしてしまう」という人は多いです。依存を克服するためには、ギャンブルの代わりに時間を有効に使える何かを見つけることが重要です。たとえば、新たな趣味を始め、その時間を充実させることで、ギャンブル以外の活動に没頭でき、依存から抜け出す大きな助けとなります。

リスキリングする

ギャンブルに費やしていた時間をリスキリング(新しいスキルを学ぶこと)に充てるのは、非常に有効な方法です。リスキリングとは、「新しいスキルを習得し、仕事や人生の選択肢を広げること」を意味します。ギャンブルをやめる目的は、単にギャンブルを断つことではなく、自分の人生を取り戻すことにあります。まさに、リスキリングはその手段であり、ギャンブル依存から解放されるための目的そのものです。ぜひ、リスキリングを実践して、自分の人生を再構築しましょう。