- 相手(配偶者や家族など)の問題や失敗を代わりに解決しようとしてしまう
- 借金の肩代わりをしたり、トラブルを隠そうとするなど、本人が果たすべき責任を自分が背負っていると感じることがある。
- 相手が抱える問題(ギャンブル依存など)の原因を“自分のせい”だと思い込む
- 「私がもっとしっかりしていたら、こうならなかったのでは」と常に自分を責めてしまう。
- 相手の気分や行動に一喜一憂し、自分の感情や生活リズムが大きく左右される
- 相手がギャンブルに行く・行かないで自分の一日の気分が激しく変動するなど、相手の行動に振り回されがち。
- 相手がしていることに対して、過度に監視やコントロールをしようとしてしまう
- 帰宅時間、連絡先、財布の中身などをしつこくチェックして不安を落ち着かせようとする。
- 自分のやりたいことや休息よりも、相手の世話や問題解決を最優先にしてしまう
- 気づくと相手のことで頭がいっぱいになり、自分の趣味や予定を諦めることが多い。
- 相手の行動を否定したり叱ったりしながらも、結局は手助けを繰り返してしまう
- 口では「もう助けない」と言っても、借金の返済を手伝ったり、仕事の代理連絡をするなど、行動で支援してしまう。
- 周囲(家族・友人・専門家)に相談するのをためらい、一人で抱え込みがち
- 「恥ずかしい」「迷惑をかけたくない」という気持ちから、トラブルを外に漏らさず隠してしまう。
- 自分が不安定になっていることに気づきながらも、「相手を支えなければ」という使命感が強い
- 体調を崩しても我慢して、相手の問題を最優先して解決しようとする。
- 相手が少しでも改善の兆しを見せると、過度に期待したり大きく依存してしまう
- 「やっと変わってくれる」と安心しきってしまい、再度問題が起きたときに大きなショックを受ける。
- 相手から離れることを考えると、「自分が見捨てることにならないか」という罪悪感を強く感じる
- 離れたほうがいいかもしれないと分かっていても、「見捨てるのは可哀想」「自分がいないとダメになる」と思い、関係を断ち切れない。
判定の目安
- 0~2項目程度当てはまる
比較的リスクは低めですが、相手への関わり方に疲れを感じる場合は早めに対策を考えることがおすすめです。 - 3~5項目程度当てはまる
共依存の兆候が出始めている可能性があります。これ以上深刻化する前に、誰かに相談したり、自分の時間や気持ちを大切にする工夫を取り入れてみましょう。 - 6項目以上当てはまる
共依存の可能性が高く、日常生活に大きなストレスや支障をきたしているかもしれません。専門家(カウンセラーや医療機関)、または家族・友人に早急に相談することを強く検討してください。
まとめとアドバイス
- 共依存の状態が続くと、相手の依存症がより深刻化したり、支える側も心身に限界がきてしまう恐れがあります。
- 当てはまる項目が多い場合は、一人で抱え込まずに、カウンセリングや専門家のアドバイス、自助グループなどを利用してサポートを得ることが大切です。
- 共依存状態から抜け出すためには、**「相手の問題は相手が責任を持つ」「自分の心身を守るのも大切な責任」**という境界線をはっきりさせる必要があります。
共依存は、家族を思うあまり陥りやすい心理状態ともいえますが、だからこそ早めの気づきと対策が重要です。自分自身の生活や心の健康を守り、必要に応じて専門家の助けを借りながら、まずは一歩ずつ行動を起こしてみましょう。